更年期障害を撃退|専門的な治療で症状の緩和を目指す

女医

培養で誕生した最初の細胞

医師と患者

効果の確認のため

体から採取した細胞は、培養によって増やすことが可能となっています。その培養した細胞を利用すれば、動物などの生命体そのものを利用しなくても、抗癌剤などの薬の効果を確認できるのです。しかし培養を続けているうちに、もとの細胞とは性質の異なる細胞が誕生する可能性が高くなっていきます。性質の異なる細胞を使っても、薬が与える効果を正確には確認することができません。そのため実験には、プライマリーセルがよく使われています。プライマリーセルとは、もととなる細胞から培養によって誕生した、最初の細胞です。細胞の性質は培養を繰り返すことで異なってくるので、初代培養細胞のプライマリーセルは、もととなる細胞とほとんど同じ性質をしていると言えます。つまり利用により、薬の効果を正確に確認できるわけです。

体の各組織の細胞

人間の体には、部位や組織ごとに、特徴の異なる細胞が存在しています。たとえば肌には表皮細胞や線維芽細胞が、骨には骨芽細胞や破骨細胞があるのです。そのためプライマリーセルは、それらの細胞それぞれから作られています。また、動物の細胞からもプライマリーセルは作られているので、その種類は豊富です。こういったプライマリーセルは、培養している企業や研究機関によって、販売されています。凍結により鮮度が保たれているので、購入してから解凍すれば、誕生したばかりの状態と同様のプライマリーセルを、薬などの実験に活用することができるのです。つまり、培養に必要となる設備や技術、知識を有していない場合でも、プライマリーセルを使った実験が可能ということです。